染めても色がキープできない!ヘアカラーの色持ちをよくするポイント

髪をせっかく綺麗に、可愛い色に染めたのに、だんだん色が落ちてきてしまって残念、という経験をした人は多いと思います。

ヘアカラーの色落ちを何度も繰り返して、もうこういうものだと諦めてしまっている人もいるかもしれません。

でも気に入っている髪色を、毎日のヘアケアで長持ちさせられたら嬉しいと思いませんか?

ヘアカラーはなぜ色落ちをしてしまうのか。
またヘアカラーの色を長持ちさせるにはどんなコツがあるでしょうか。

ヘアカラーの色を長持ちさせるポイント!シャンプー・トリートメント編

ヘアカラーの色を長持ちさせるポイントはいろいろあるのですが、毎日のシャンプー、トリートメントに関するポイントです。

1.ヘアカラーをした当日は髪を洗わない

美容院でヘアカラーをした時、今日はなるべく髪洗わないでくださいね、と声をかけられた経験のある人は多いのではないでしょうか。

ヘアカラーが髪に馴染むのに最低でも24時間かかるといわれています。

ヘアカラーをした髪はキューティクルが開いている状態で、水に濡れるとまだ定着していない色素が流れ出てしまいます。

汗をかく時期や毎日髪を洗っている人にはちょっと辛く感じるかもしれませんが、ヘアカラーをした当日のシャンプーは我慢。
(可能であれば2日くらい我慢すると色の定着が良くなります)

色素が落ち着くまで、できるだけ時間をかけてみてください。

2.シャンプーの洗浄力を見直す

シャンプーの洗浄力が高いと、汚れと一緒にヘアカラーの色も落としてしまいます。
ヘアカラーをした後は、必要以上に洗いすぎないということも大事です。

髪の毛の汚れはまず丁寧なブラッシングで落とします。
ヘアカラー後の髪はダメージを受けやすいので、優しい力でブラッシングしましょう。

そしてぬるま湯でじっくり洗い流すことで多くの汚れは落とすことができます。

この後シャンプーしますが、メインで洗うのは頭皮。
頭皮を指の腹で優しくマッサージをするように洗いましょう。

ヘアカラーをした髪は優しく扱うことを心がけてください。

3.高保湿のトリートメントを使って、キューティクルを守る

ヘアカラーを入れると、薬剤の作用でどうしても髪が傷んでしまいます。
そのままにしていると、キューティクルの傷んだ部分から髪の水分やカラーの成分も流れてしまいます。

キューティクルを守るためにはトリートメントは必須です。

しっかり保湿してキューティクルを保護するトリートメントを使用しましょう。

ヘアカラー の色を長持ちさせるポイント!アウトバス編

髪を洗ったあとに行う、ヘアカラーを長持ちさせるポイントです。

1.濡れた髪はドライヤーで手早く乾かす

濡れた髪はキューティクルが開いたままです。
このままにしておくと自然乾燥してしまい、キューティクルも開いたまま。
そこから髪内部の水分が抜け、髪が傷む元になります。

またそうすることでヘアカラーの色抜けも進んでしまうという悪循環を生んでしまいます。

ドライヤーのかけすぎも髪を傷める元になってしまいますが、ドライヤーは濡れて開いたキューティクルを整える役目と考えましょう。
自然乾燥させてしまうより手早く乾かした方が、結果髪にも優しいのです。

2.ヘアアイロン、コテは最低限に

ドライヤーと似たような話になりますが、ヘアアイロンやコテを使う場合も手早く最小限にしましょう。

しかしヘアアイロンの場合はドライヤーより髪を傷めやすいので、使い方には注意が必要です。

ヘアアイロンを使う時はドライヤーで髪を乾かしてから。

またできるだけ短時間で、3秒くらいになるように温度調節をしてください。
低すぎる温度で何度も回数を当てたり、長時間当て続ける方が髪の傷みにつながります。

3.紫外線を防ぐ

紫外線は日焼けなど肌に影響を与えますが、それは髪も同じです。

髪の毛は紫外線の影響でキューティクルが傷んでしまいます。

紫外線の多い時期、5月のGWから秋口くらいまでは、

  • 帽子(ツバが広く通気性の良い素材のもの)を被る、日傘を使う
  • 髪用の紫外線カットのスプレー(髪用日焼け止め)を使用する

などの紫外線ケアをしましょう。

ヘアカラーを長持ちさせるポイント!ヘアカラーをする時に

ヘアカラーの色選びも工夫ができるのではないでしょうか。

ケアをしてスピードはゆっくりになったとしても、ヘアカラーはどうしても色落ちしてしまいます。

なので最初のヘアカラー選びの時に、自分の染めたい色より少し濃いめ(暗め)の色を選んでみましょう。

染めた直後は少し暗く感じてしまうかもしれませんが、しばらく経って色が落ちてきても自分の理想の髪色を保つことができます。

どうしてヘアカラーが色落ちするの??ヘアカラーで髪が染まる仕組み

ヘアカラーが色落ちする原因。

それは一言で言ってしまうと、『髪の傷み』です。

傷んでいる髪は、表面のキューティクルが開いたり剥がれたりしている状態。
そこから髪の水分が抜けてしまうことで髪の傷みが進みます。

この時ヘアカラーをしている髪の場合は、髪を染めた色素も一緒に抜けていきます。

そうすることで染めたはずの髪色が褪色してしまうのです。

髪の傷みで色が抜けてしまうわけですが、そもそもヘアカラーをすると髪が傷むといいます。

髪の毛がヘアカラーで染まる原理を簡単に説明すると。

  1. 薬剤でキューティクルを開く
  2. 髪の内部の色素を脱色
  3. ヘアカラーが髪に色を付ける

ヘアカラーの染料を髪に浸透させるためにキューティクルを開いています。
またヘアカラーの薬剤は髪を染める色素を髪内部に入れるために髪表面のキューティクルを剥がす作用があります。

なので髪を綺麗に見せるためにヘアカラーで色を入れているのに、髪の毛自体は傷つけているという矛盾が起きてしまうのです。

ヘアカラーで髪を染めるということは、髪自体を傷めてしまうということからは離れられないのです。

髪を染めたあとにヘアケアをしっかりするということは

  • ヘアカラーの色持ちをよくする
  • ヘアカラーの薬剤による髪の傷みをケアする

というふたつの目的があるのです。

『ヘアカラーの色持ちをよくする』ことは=(イコール)『キューティクルを整える』ということ

傷んだ髪をケアする基本は、『髪の内部を保湿すること』『キューティクルを保護すること』。

ヘアカラー後の髪に関しても基本的に同じです。

ヘアカラーをしている場合は、髪が弱くなっていると考えてさらにしっかりとしたケアが必要になると考えましょう。

綺麗に染まった髪が長持ちするよう、丁寧なヘアケアをしていきたいですね。

キューティクルを保護して色持ちをよくするヘアケアはこちら!