悩ましい前髪のうねりを出さないようにするヘアケア方法

最近前髪がうねりやすくなった、という人が増えているそうです。
前髪だけうねるの?と思うかもしれませんが、そこには体質や髪質の問題だけでなく生活環境の変化からくる原因もありそうです。
髪がなぜうねるのか、前髪だけうねるのはなぜなのか、うねりを直したりうねらないようにすることはできるのか、髪のうねりについてのお話です。

髪が思うようにならないのはなぜ?髪がうねる原因は??

  • 綺麗にスタイリングしたいのに、髪がうねってうまくいかない。
  • ちゃんとスタイリングしたのに、夕方までセットが持たない。
  • 元々は癖っ毛ではなかったのに、最近になって髪がうねるようになった。

前髪だけに限らず、髪のうねりに悩む人は多いと思います。

髪がうねる原因は、大きく分けて元々の体質や生活習慣由来の髪の状態からくるものと、外的環境からくるもののふた通りがあります。

自分の生活習慣、体質を考えて当てはまるものはありますか??

遺伝的なもの

生まれつき髪にうねりがある場合は、親や親族からの遺伝由来の癖っ毛。
日本人の8割は多かれ少なかれ癖のある髪を持っているといわれています。

年齢による頭皮の毛穴の歪み

頭皮は加齢の影響を受けます。
加齢により毛穴や毛根の形が歪むことで、生えてくる髪にうねりが出ることがあるといわれています。

髪の傷み

乾燥や紫外線などが原因となり髪が傷みます。
髪が傷むということは表面のキューティクルが傷むということです。

鱗状になっているキューティクルが傷んで剥がれてしまい、そこから水分が入り込むようになり湿気の影響を受けやすくなります。

湿気

雨の日や梅雨時など、湿気の多い時にはスタイリングがしづらかったり崩れやすくなり髪のうねりも出やすくなります。

その原因は、髪が湿気を吸い込むから。

髪の毛が水分を含むということで、一見髪には良さそうに聞こえますが、髪の毛が湿気を吸う場合、髪の内部に不均一に水分が含まれるようになります。

その結果、吸い込んだ湿気が髪のうねりの原因になります。

前髪がうねるのはコロナ禍でのマスク生活が原因!?

体質など自分自身に特に変化がないのになぜか前髪だけがうねるようになったという場合、何が原因になるのでしょうか。

先ほどの髪がうねる原因になるもののうち、外の環境からの影響で髪がうねる原因になるのは湿気。

今まではなかったのに最近になって前髪がうねるようになったという人は、毎日つけているマスクのせいかもしれません。

コロナ禍以降、外ではほとんどの人が日常的にマスクをつけるようになりました。

マスクをしていると息を吐いたときの呼気がマスクの中に籠もり、外気より湿度の高い状態になります。

それがマスクの隙間から出ていくのですが、マスクの鼻当ての隙間から漏れた湿気が前髪にあたり、それがうねりの原因となります。

雨も降っていないし湿度も低いのに前髪がうねるという場合にはマスクを疑ってみましょう。

前髪のスタイリングをキープする方法とうねりが出たときの直し方

では前髪がうねらないようにする日頃のケアとスタイリングの方法、また、髪にうねりが出てしまったときの直し方です。

前髪がうねってきたとき、家のように道具があるところなら比較的簡単に直すことができますが、道具を持っていない外でうねりを直すのは難易度が高くなります。

なので外で直すことを考えるよりも、できるだけうねらないように予防する方に力を入れましょう。

前髪のうねりが出たときの直し方。

  1. 霧吹きなどを使って前髪の根元から地肌も濡れるくらい濡らしてからドライヤーをかけます。
  2. ドライヤーを上から当てながら、前髪の根元から乾かします。
    分け目が気になる場合は分け目と反対方向から風を当てましょう。
  3. ヘアアイロンを使う場合は、ドライヤーで乾燥させた後に2段に分けて少量ずつかけていきます。
  4. 最後にドライヤーの冷風を当てて髪を冷やすと、髪の毛のタンパク質が冷えて固くなりスタイリングをキープすることができます。

髪のうねりを取るには濡らして乾かすという手順が必要になるので、外で行うには大掛かりなものになってしまいます。
電池式のポータブルのヘアアイロンやホットカーラーもありますが、濡れた髪にそのまま使用するのは髪の傷みを招くのでおすすめしません。

外出先で髪がうねってしまった場合、うねりを直そうとするよりヘアピンやクリップなどでヘアアレンジをした方が髪への負担は少ないと思います。

前髪のうねりを防ぐ方法

・スタイリングの最後にキープ剤を使用する。

湿度が高くなるとどうしてもうねりは出てしまいます。

湿度に負けないように、最後の仕上げにキープ剤を使用しましょう。
長時間持たせたいのであればハードタイプを使用します。

・お風呂上がりに濡れたままにしない

お風呂上がりはできるだけ早く乾かした方が、髪のコンディションのためにもいいです。
自然乾燥してしまうとキューティクルが開いたままになり、パサつくだけでなく髪の本来の癖やうねりが出たまま固まってしまいます。

特に前髪は乾燥しやすいので、早めにドライヤーで乾かしましょう。

またお風呂上がりにはスキンケアをするためにターバンを巻いたりクリップで止めたりすることがありますが、そのまま髪が乾いてしまうと髪に癖がついてしまいます。
スキンケアが終わったら早めに外すようにしましょう。

・マスクの上側をできるだけ肌に密着させて、湿気が前髪に触れないようにする。

マスクの湿気でうねる場合、スポンジなどでできたノーズパッドが付いているマスクを使用することで前髪に上ってくる湿気を軽減することができます。

ノーズパッド付きマスクだけでなく、ノーズパッドのみでも販売されています。

いろいろなメーカーのものがありますし100円ショップでも販売していますので、自分の顔のラインのあったものを探してみてください。
ノーズパッドでなくても顔にマスクが添うようにできて、湿気が上から出てこないようになれば大丈夫です。

・前髪だけ縮毛矯正、パーマをかける

縮毛矯正やパーマは前髪だけでもかけることができます。

費用はかかってしまいますが、一度かければしばらくはうねりを気にせず過ごすことができます。
毎日の癖直しのルーティンの時短とそれを考えるストレスがなくなると考えるなら、メリットの大きい方法ではないでしょうか。

・髪の癖を生かすヘアスタイルを見つける

どうしてもうねりが気になる、うまく直せないという場合はいっそのことヘアスタイルから見直すことも選択肢のひとつです。

前髪をアップにしたり長く伸ばしたりして重めにしてみる。
また前髪をサイドに流すスタイリングなど、自分に合ったスタイルを探してみてはいかがでしょうか。

美容院で相談すれば髪のプロの意見も聞くことができますし、自分では気がつかなかった似合うスタイルが見つかるかも。

・トリートメントで髪を保湿することで髪のコンディションを上げる

髪が傷み、キューティクルが剥がれることによって髪の内部の水分が抜けて乾燥します。
そこに湿気が加わると、髪の毛に不均一に水分が入りうねりの原因となります。

高保湿のシャンプー・トリートメントを使い、髪の毛の内部に水分を含ませてからドライヤーでしっかり乾かしましょう。

髪内部の水分量を均一にしてあげることで、うねりを軽減することができます。
髪のうねり対策のベースとして普段のヘアケアの見直しは必須になるのではないでしょうか。

前髪のうねりは予防する!自分に合ったスタイルを探してみましょう

外出ではマスクをつけることが日常的になり、前髪のうねりが出やすい環境になっています。
夕方くらいになるとう前髪がうねってきて煩わしいと感じるかもしれませんが、マスクをする生活はまだしばらく続きそうです。

出てきてしまった髪のうねりを外で直すことは難しいので、できるだけうねりが出ないように工夫をしてみるのをおすすめします。

ヘアケアとスタイリング、毎日のルーティンや使っているものを見直して、何が自分に合っているのかをもう一度探してみてはいかがでしょうか。

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