本当に美髪の効果あり?「湯シャン」の正しい洗い方 とは

最近、ナチュラル志向の人たちの間で話題になっている「湯シャン」。
シャンプーを使わずにお湯だけで頭皮や髪を洗うという方法ですが、本当に「湯シャン」だけで、髪や頭皮が美しく健康になるのか、疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。
そこで、「湯シャン」のメリット・デメリットから、取り入れた方が良い人、逆にやらない方が良い人の解説、さらに正しい「湯シャン」のやり方まで紹介していきます。

「湯シャン」って何? 

「湯シャン」とは、シャンプーを使わずに、お湯だけで頭皮や髪を洗うこと。シャンプーを使っていたら頭皮にトラブルが出た人など、頭皮を一度リセットするのには良い方法です。

ただし、シャンプーを使わない分、頭皮の皮脂汚れなどは取りにくくなりますから、しっかりと時間をかけて頭皮をお湯で洗い流す必要があります。

お湯で洗い流すだけですから、オイルやワックスなど、油分の多いスタイリング剤は落としきれないので注意してください。

「湯シャン」に向いている人は?

1)自分の肌に対して洗浄力が強すぎるシャンプーを使っていたなどで、頭皮が乾燥してしまった人

2)保湿成分や美容成分の多いシャンプーを使用して、頭皮に痒みやフケが出た人

3)乾燥肌で髪に何もつけず、ほとんど外出もしない人

4)ブラッシングからお湯でのすすぎまで、しっかりと洗髪に時間をかけられる人

2)は、シャンプーを変えたことで一時的に頭皮環境が不安定になり、かゆみやフケが出た人の場合で、一時的に湯シャンを取り入れると落ち着くことがあります。週に2度くらい、最長でも2週間程度、湯シャンを取り入れ、様子をみる方法です。

「湯シャン」に向かない人は?

1)毎日外出をする人

2)スタイリング剤を使用する人

3)オイリー肌や混合肌の人

4)洗髪に時間をかけたくない人

5)生活習慣が乱れがちの人

5)の生活習慣に関しては、食生活の乱れや睡眠不足などによって、皮脂や体臭が出やすくなる場合があるからです。湯シャンを取り入れるならば、ヘアケアだけでなく、生活習慣を健康的でナチュラルな方向に切り替えていけると良いですね。

臭いやフケは大丈夫? 「湯シャン」のメリット・デメリット

もともと頭皮が乾燥していた人であれば、「湯シャン」は、洗い流すお湯の適温を守れば、頭皮の皮脂を落とし過ぎることがないので、髪に自然なツヤが戻ったり、乾燥によるフケが改善されたりすることも考えられます。乾燥が緩和され、毛穴が柔らかくキレイな円形を取り戻した場合は、それ以降に伸びた髪のクセが弱くなる可能性も。もちろん、シャンプー代の節約にも繋がります。

一方で「湯シャン」には、シャンプーの香りなどによるリフレッシュ効果が楽しめなかったり、スタイリング剤が制限されたりするデメリットも。シャンプーを使わない分、たくさんのお湯を使うので、全体的な節約にはつながらないかもしれません。

またオイリー肌の人が「湯シャン」を取り入れると、皮脂が落としきれずに酸化して頭皮が臭くなったり、フケやかゆみが出たりする場合もあります。毛穴が詰まって硬くなると、逆に髪のクセが強くなる場合もあるのでご注意を。

「湯シャン」をやるなら丁寧に時間をかけて

「湯シャン」を始めるなら、まずは徐々にシャンプーを使う回数を減らしていくことをおすすめします。突然「湯シャン」に切り替えると、頭皮の皮脂バランスが崩れて、オイリーな状態になり、臭いが発生することがあるからです。

最初は2〜3日に一度程度、シャンプーを取り入れて、少しずつ使用する頻度を減らしてみてください。

まずはブラッシングからスタート

シャンプーで洗髪をしている人も本当はやった方が良い「ブラッシング」ですが、「湯シャン」をする人は、必ず洗髪前に取り入れましょう。

丁寧に髪をとかすことで、髪の毛の汚れを洗い流しやすくするほか、絡まりを先にほぐして整えられるので、洗髪中に髪が絡まり合うことで起きるダメージを軽減することにも繋がります。

40度以下のお湯で時間をかけて洗い流す

あまりぬる過ぎても皮脂を落としきれないですが、高温すぎると逆に頭皮の乾燥を引き起こしますので、お湯の温度は40度以下に設定してみてください。

シャワーヘッドを頭に付けるように近づけて、指の腹でマッサージするように頭皮をお湯で洗いましょう。時間をかけてしっかりとすすぎ洗いをするのがコツです。

お風呂から出たらなるべく早めに乾かして

シャンプーを使った時と同様、ドライはお早めに。濡れ髪のまま長時間過ごすと頭皮の乾燥を招きます。

「湯シャン」に向かない人は洗浄力の優しいシャンプーを

極力刺激の少ない、ナチュラルなケアを目指したかったものの、「湯シャンはどうやら向いていないみたい…」という人や、「湯シャンを初めてみたけれど、頭皮の臭いが気になりだした」という人は、洗浄力のマイルドなシャンプーを取り入れてみるのもひとつの手です。シャンプーの洗浄成分をチェックする方法は下記の記事を参考にしてみてくださいね。

髪や地肌の乾燥が気になる人はこちら↓
【保存版】秋冬だけじゃない! 髪&頭皮の乾燥対策

オイリー肌や頭皮トラブルに悩む人はこちら↓
脂性or 乾性の2タイプあり! 頭皮のかゆみ&フケ対策

「湯シャン」でできること、シャンプーでできることを正しく把握して実践すれば、きっと今日より明日、またその先と、少しずつ健やかで美しい髪がかなうはず。

自分の肌タイプを観察しつつ、楽しんでヘアケアを続けてくださいね!

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