ブラッシングで髪がツヤツヤに? マイブラシ選びのコツを伝授

毎日、あなたは髪の毛を何回ブラッシングしていますか? 

「髪がバサバサで広がりやすい」「抜け毛が多いからあまり髪をとかしたくない」そんな人こそ見直して欲しいのが、毎日のブラッシングです。

なぜなら、髪の汚れを浮かせて落としやすくしたり、頭皮をマッサージすることで血行を促したり、髪にツヤを出したりと、ブラッシングには髪と頭皮を健康に保つケアに欠かせないアイテムだから。

ブラシの種類や特徴を知って、自分にぴったりのマイブラシを持ってみませんか?

まずはブラシの種類を知ろう! 

ヘアブラシには多種多様な形があり、いろいろなアイテムが登場していますが、今回は代表的な形から5種類を紹介します。

ハーフブラシ

おそらく一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。ハーフブラシとは、ブラシの形状が半円になっています。ハーフブラシは別名デンマンブラシと呼ばれています。ロールブラシは軸を中心に全体にピン(毛)がついているのに対し、ハーフブラシは軸を中心に半分だけピン(ナイロン製)がついています。毎朝のヘアセットやブラッシングなどあらゆる場面で使えるブラシです。

ロールブラシ

内巻きや外ハネなど、スタイリングの時に活躍する「ロールブラシ」。ロングスタイルに使うイメージが強いかもしれませんが、思いの外、ショートやボブスタイルにも扱いやすいのが特徴です。自然なカールが出やすく、トップのボリュームアップにもぴったりで、持っておくと便利な1本。

パドルブラシ

カヌーを漕ぐパドルの形に似ていることから名付けられた「パドルブラシ」は、大きなヘッドが特徴。広い面で頭皮や髪にフィットするので、ロングヘアや毛量の多い人でも楽にブラッシングできます。

クッションブラシ

クッションブラシとはブラシの台座(根元部分)がクッションのような柔らかな素材でできています。クッション状になっているため、髪の毛をとかすときの負担が軽減され、髪の毛のダメージが抑えられると言われています。

スケルトンブラシ

目が粗く、ブラシ本体に穴が開いていて透けてみえるため、スケルトンブラシと言われてます。ほとんどがプラスチックでできており、安価で手軽に購入できるものがたくさんあります。ホテルなどのアメニティーとして扱われたり、持っている方が多いブラシのひとつです。

<ピンの材質で選ぶ>ブローの仕上がりからお手入れまで

ヘアブラシのピンはナイロン製、獣毛製、木製などがあります。細毛・くせ毛・ボリュームなどの髪のお悩み、ロングからベリーショートまでの全てのヘアスタイルの方にお勧めの究極のブラシをご紹介します。

天然毛100%のヘアブラシ

「天然毛」を使ったブラシは、猪毛のタイプがおすすめです。猪毛は適度な硬さで髪を1本1本キャッチし、適度に頭皮に刺激を与えてくれます。

天然毛のヘアブラシは、ピンの密度が高く、濡れた髪に使うとキューティクルを傷めてしまう可能性があるので、必ず乾いた髪に使ってください。

天然毛は頭皮の脂を行き渡らせるため、髪にツヤを出してくれます。他にも、密度の高いピンで髪を挟み込むことで、キューティクルを整えてくれるのが特徴

髪の質やヘアスタイルを選ばないため、使いやすいです。細く短い髪の毛も1本ずつキャッチしてケアをすることはもちろん、適度な硬さがあるためブラッシングしながら頭皮をマッサージします。また、しっかりとしたコシがあり、クシ通りも良いのも特徴。したがってロングヘアの人、髪質が固め、太めの人にもぴったりです。

また、「天然毛」は静電気が起こりにくいのも魅力。乾燥する秋冬シーズンでも、静電気によるダメージを気にせずブラッシングができます。しっかりととかすと髪にツヤが生まれるので、ダメージヘアに悩む人にも試してほしいヘアブラシです。

memo

お手入れ方法は、コームなどでゴミや絡まった髪を掻き出して。どうしても汚れが気になる場合は、ぬるま湯に浸けて振り洗いをした後、タオルで拭き取り、しっかりと乾かしてくださいね。

Check

猪毛を使ったセントプライドの「ロールブラシ」。
ピンに長い毛と短い毛を混ぜることで、髪1本1本をしっかりとキャッチ。指を置く凹みが絶妙に配置されているため、握りやすく、テンションをかけたい時にも便利です。

「ナイロン製」のブラシは避けよう

誤ったブラシ選びは、髪を傷めることがあります。特に、静電気が発生しやすいナイロン製のブラシは避けましょう。静電気は、髪に大ダメージを与えることを知っていますか?「パチッ!」っとなった瞬間に、4,000V~5,000Vもの静電気が流れていると言われています。高い時では200,000Vにもなり、カミナリに匹敵します!

この高圧な静電気が流れるたびに、髪のキューティクルを破壊する危険があります。つまり、「パチッ!」となるたびに髪が傷むということです。それを一日に数回、場合によっては数十回も繰り返しているため、避けた方が良いです。

濡れた髪には「プラスチックのコーム」を使おう

濡れている髪の毛を梳かす時は、ブラシではなく、目の粗いコームを使いましょう。目の細かなコームブラシを使うと、もつれや切れ毛などの原因になります。

シャンプーやトリートメントをおこなった後に、コームで髪を梳かすことで1本1本髪に栄養分を届けることができます。入浴時のお手入れでコームを使う、乾いた髪のお手入れにはブラシを使うなどの使い分けを行いましょう。

まとめ

髪質やスタイルの仕上がり具合によって、ブラシやコームを使い分けるのではなく、濡れているか乾いているかのシーンによって使い分けましょう。さまざまな素材のブラシやコームがありますが、どのような髪質や髪型でも選ぶべき素材は決まっています。

何気なくヘアブラシを選んでいた人は、これを機に特徴を知って、自分にぴったりの1本を探してみてくださいね!