冬の髪の毛は獣毛ブラシで“パサパサ対策”

空気が乾燥する秋から冬、早春の寒い季節は、パサパサになる髪の毛に悩まされていませんか?
シャンプーやトリートメントを見直すのも大切ですが、実は見逃しがちなヘアケアアイテムがあるのです。
それが「ヘアブラシ」。「パサつく髪にブラッシングをしたら、静電気で大変なことになる!」と思ったあなたにこそ、特におすすめしたいのが「獣毛ブラシ」です。
今回は、パサつく髪を落ち着かせる、ブラッシングのポイントを紹介します。

「獣毛ブラシ」って何?

「獣毛ブラシ」とは、主に豚や猪の毛を使ったヘアブラシのこと。その野性味あふれた語感とは裏腹に、実は髪に優しく、健康な髪を目指すヘアケアに、ぴったりのメリットがたくさんあります。

天然の油分で髪をツヤツヤに

獣毛ブラシは、毛そのものに適度な油分や水分が含まれているため、髪のツヤを引き出してくれるのが魅力。中には、高密度で植え込んだ獣毛で髪を挟み込み、キューティクルの流れを整えてくれるアイテムもあります。パーマやカラーリングなどでダメージを受けている髪のケアにも。

セントプライドの「ロールブラシ」は、しなやかな子ども猪(ウリ坊)の毛を100%使用。キューティクルを整えるため、こだわりのV字植毛を採用し、美しい艶髪を目指します。楽天市場で販売中

乾燥する冬でも静電気が起こりにくい

パサパサに乾燥した髪は静電気が起きやすいもの。でも獣毛ブラシは、静電気が起こりにくいので、乾燥する冬でも髪や頭皮に余計なダメージをかけずに、しっかりとブラッシングをすることができます。

頭皮の血行促進もできる

しなやかで適度な硬さがある獣毛は、頭皮のマッサージにもぴったり。ブラシの毛先が軽く地肌に当たるように髪をとかせば、頭皮がマッサージされ、血行促進を促すこともできるので、抜け毛に悩む人にもおすすめです。

豚or猪? 「獣毛ブラシ」は髪質で選ぶ

「獣毛ブラシ」に使われるのは、主に豚毛と猪毛の2種類。どちらを選ぶかは、自分の髪質によって決めてみてください。

髪が細く柔らかい人は「豚毛」

豚毛は人の髪質にも似ているといわれており、猪毛よりもしなやかで柔らかいのが特徴。絡み合った髪や乾燥した頭皮にも、優しくきめ細やかにブラッシングすることができます。髪が絡みやすく、とかすと切れてしまうことが多い人、頭皮の乾燥を強く感じる人は、豚毛のブラシで優しくケアしてみて。子どものやわらかい髪にも使えます。

髪が太く硬い人、クセ毛の人は「猪毛」

適度に硬くコシがある「猪毛」は、ロングヘアでも毛先までしっかりとブラシが通りやすいのが特徴です。硬めの髪質や太い髪質の人、またクセ毛に悩む人も「猪毛」がおすすめ。また、抜け毛に悩み、ブラッシングで頭皮のマッサージをしたい人は「猪毛」を選んでみてください。

「獣毛ブラシ」の使い方

密度が高い「獣毛ブラシ」は、濡れた髪に使うとキューティクルを傷めて痛めてしまう場合があるため、シャンプー前やスタイリングの時の乾いた髪に使いましょう。

シャンプー前のブラッシングは、髪の汚れや余計な皮脂などを浮かせて、洗い流しやすくできるので、シャンプーの泡立ちが良くなるメリットも。パサパサで広がる髪や、うねる髪は、スタイリング前に「獣毛ブラシ」で丁寧にブラッシングをするだけで、ある程度落ち着くのでぜひ試してみて。

ブラッシングは優しいタッチで

髪の毛が絡まりやすい人は、まずは毛先から丁寧にとかしましょう。絡まっている部分を上から強引にとかすのは切れ毛の原因になるのでご注意を。

絡まりが解れたら、軽く地肌にブラシを当て、頭皮全体をマッサージするように、優しくとかしてみてください。次に、髪の毛全体を丁寧にブラッシング。とかすごとに増す、髪の艶に注目です。

「獣毛ブラシ」のお手入れ方法 

「獣毛ブラシ」のお手入れでは「なるべく濡らさない」ことがポイント。ブラシが濡れると、その密度が高いゆえに乾きにくく、特有の匂いが発生する場合もあります。また、持ち手に木が使われていることも多く、素材を傷めてしまう可能性もあるので、まずは水を使わずにお手入れしてください。

専用の道具などで汚れをかき出して

ブラシの奥の方に入り、絡みついてしまった髪の毛やホコリなどは、専用のアイテム「ヘアリムーバー」や、歯ブラシ、つまようじなどを使ってかき出しましょう。

それでも汚れが気になる場合のみ、ぬるま湯に浸けて、上記の道具を使って汚れをかき出した後、振り洗いを。洗い終わったら、タオルで水分を拭き取り、ブラシ部分を下に向けて干してください。使う前にしっかりと乾燥させることが大切です。

いかがでしたか? 

パサパサ髪の静電気に悩んでいたり、抜け毛を少しでも減らそうとしたりして、ブラッシングを敬遠してきた人にこそ試して欲しい「獣毛ブラシ」。

一度使うと、もう手放せなくなるかもしれませんよ!