ヘアオイルの特徴を知ってうるツヤ髪を目指しましょう

女性の髪の毛の悩みで多いのが、髪が乾燥してパサつくこと。
ドライヤーの熱やヘアカラーなどによる髪への負荷が原因となって髪は痛み、乾燥してしまいます。
その傷んだ髪をなんとかきれいにしたいと思い、あれこれといろいろな方法を試している方も多いのではないでしょうか。
傷んだ髪のケアの方法のひとつとして、シャンプー後に洗い流さないトリートメントやヘアオイルなどでお手入れする「アウトバスケア」をしている方も多いと思います。
では、乾燥やパサつきのない誰もが憧れるうるツヤ髪を目指すにはシャンプー後、どのようなケアをおこなったら良いでしょうか。
ここではアウトバスケア用品として最近注目されているヘアオイルの特徴についてご紹介します。

うるツヤ髪には、水分が大切

髪を健康で美しく保つのに最も重要なのは「保湿」。
それも水分での保湿です。

健康な髪の水分量は約10%〜15%と言われており、それを下回ると乾燥やパサつきによって、クセやうねりが引き起こされます。

髪の内部に水分を多く浸透させ、ダメージのないキューティクルをキープすることがツヤ髪のポイント。
髪が十分な水分を保てない状態になると表面のキューティクルが傷み、癖やうねりが出るだけでなく、髪本来のツヤも失われてしまうことにつながってしまいます。

髪にツヤとうるおいを与えるにはキューティクルを補修し、豊富な保湿成分が入ったシャンプーなどでケアすることが大切。

髪はヘアカラー、ドライヤーの熱や摩擦、紫外線などのダメージを受けやすく、常に無防備で水分を保ちにくい状態。

だからこそ、まず日常的に使うシャンプーやトリートメントで丁寧なケアを心がけることから始めましょう。

アウトバス用のヘアオイルについて

最近はさまざまな種類のヘアオイルが販売されていますね。
一般的に「髪の乾燥やパサつきには油分を補う」「ドライヤーをする時にはオイルをつける」と言われているため、シャンプー後のアウトバスケアでヘアオイルを使う方も多いでしょう。

しかし、本来髪が必要としている油分は5%程度でいいといわれています。

『油分を補う』ことは髪自体を『保湿』しているとは言えません。
また人によってはヘアオイルのケアでは髪や頭皮の油分が多くなりすぎてしまい、ベタつきを招いてしまう場合もあります。

油分は酸化すると過酸化脂質となり、落ちにくく、頭皮の匂いの原因になることも。

ケアのためにつけたヘアオイルの油分を落とすために洗浄力の強いシャンプーを使ったり、必要以上にゴシゴシ洗わなくてはならなくなります。

油分はヘアオイルで外から足すのではなく、頭皮から出る皮脂を丁寧にブラッシングして髪全体に馴染ませることを心がけましょう。

その上でアウトバスケアアイテムが必要と思ったら、まず油分の少ないミルクタイプやミストタイプ、クリームタイプなどから試してみると良いでしょう。

ヘアオイルは保湿ではなく『ツヤ出し』『毛先のスタイリング』用に使いましょう

髪の『保湿』には向かないヘアオイルですが、ワックスほどではないもののスタイリング力があり、パサつきを抑えツヤを出すのに手軽に使うことができます。

またヘアオイルは梅雨の季節や雨の日など、湿度の高い日の髪のうねりを防止することができます。

雨の日にくせ毛の癖が強く出たりうねるのは髪の水分の保持力にムラがあり、余計な水分を吸うから。
油分を使って髪をコーティングすることは余計な水分を吸収しにくくなるメリットがあるのです。

髪の水分量対策も兼ねてスタイリングに使用すると、ヘアオイルの特徴を生かして使うことができます。

ただし、使用する場合は頭皮にはつけず、髪のみに。
中間から毛先につけるようにしましょう。

うるツヤ髪を目指すには、まずは毎日のシャンプー、トリートメントで丁寧なケアを

誰もが憧れるうるツヤ髪を目指すなら、まずは『髪の保湿』ということをお話ししてきました。

そのために重要なのはまず毎日のヘアケア。
保湿力のあるシャンプーとトリートメントを使い、丁寧にケアしていきましょう。
そうしてしっかり保湿した状態からアウトバスのトリートメントを使用する、という順序が髪にも頭皮にもいいケアの方法になります。

自分のヘアケアに満足がいかない場合は、まずはシャンプーやトリートメントを見直しをするところから始めてみましょう。

アウトバス用のトリートメントは、その毎日のヘアケアをした上での使用するのがいいでしょう。
油分が多くなりすぎないクリームタイプやミルクタイプがお勧めですが、ヘアオイルを使用したい方もいらっしゃると思います。

ヘアオイルは髪の水分量をしっかりとキープさせる効果があります。
必要な保湿ケアをした状態で髪を扱いやすくするためにヘアオイルを使うのがおすすめ。
根元や頭皮を避けて、広がりやすい毛先に使用しましょう。

毎日のヘアケアで髪のダメージを根本から改善していき、美しく健康なうるツヤ髪を目指していく上で、上手にヘアオイルを使うことが大切です。