自分のくせ毛の種類を診断してみよう!くせ毛別ケアのポイントもご紹介

時にパサつきをも引き起こす悩ましい髪質…しかし、くせ毛であることに自覚があっても「くせ毛の種類」について、あまり考えたことはないかもしれません。自身のくせ毛の種類や特徴を知ることは日々の髪悩みから解放されることの第一歩となります。

本記事では、くせ毛の種類の見分け方、また種類別のケアの仕方を解説します。

くせ毛の種類と特徴をチェックして潤い美髪を目指すヘアケアを

繰り返しブラッシングをしても目立つ、くせ毛によるうねりやハネ。湿気の多い雨の日など、どんなに時間をかけてセットをおこなっても数時間後にはスタイリング剤の力もむなしく、くせ毛が爆発してしまうことも少なくありません。また、日本人の髪と聞いてイメージされるのは「黒髪ストレート」とされていますが、約80%は何らかのくせ毛があり、ストレート(直毛)の割合はとても低いといわれているのです。

日本人に多いくせ毛はおもに4種類に分けられます。次で、詳しくその特徴について解説していきます。

4種類のくせ毛の特徴

くせ毛は主に以下の4種類。鏡を見て髪の毛に触れながら自身のうねりやハネの原因をしっかりチェックしてみましょう。

1.波状毛

波状毛は、波のように大きなカーブを描いてうねるくせ毛です。日本人では最も多いタイプのくせ毛だといわれています。うねりの強弱には個人差があり、パーマをかけているような強いくせが出る人もいれば、ほぼ直毛に見える程度の弱いくせしか出ない人もいるでしょう。また髪の手触りは比較的なめらかとされています。

波状毛を見分けるポイントとしては、湿気による髪の広がりの状態です。波状毛は水分によって髪が広がり、うねりが強くなる特徴があるため、雨の日はとくにスタイリングが決まらないと感じる場合は波状毛かもしれません。

2.捻転毛

捻転毛は髪がねじれた状態のくせ毛です。髪の毛1本1本のねじれだけでなく、全体のうねりも見られます。捻転毛を見分けるポイントは、ねじれによるザラザラとした髪の手触り。縮毛矯正をおこなっても、このざらつきの感触は残るとされています。

また、過度なカラーリングなどによる髪ダメージを与えた覚えがないのに、髪が傷んで見えるようであれば、それは捻転毛による髪のねじれの可能性もあるでしょう。

3.縮毛(球状毛)

縮毛はチリチリと細かく縮れたくせ毛です。直毛は毛根が真っすぐ立つような形で頭皮に埋まっていますが縮毛の場合、毛根が半円を描くように曲がって埋まっています。黒人の髪質はこのタイプが多いとされますが、日本人では極めて珍しい髪質となります。

縮れは波状毛などのうねりよりもカーブが細かいため、「パーマもかけていないのに髪がチリチリしている」と思ったら縮毛の可能性が高いでしょう。

4.連珠毛

連珠毛は1本の毛に玉が連なったような凸凹があるくせ毛です。縮毛同様、日本人には極めて珍しいタイプの髪質といえるでしょう。

見分けるには自身の髪を1本抜いて白い画用紙の上などにのせ、髪をよく観察し、指先で感触を確かめてください。髪に太い部分と細い部分が交互にある数珠のような見た目、デコボコとした手触りがあるかと思います。玉のつなぎ目のように見える細い部分はとても弱いため、すぐに切れてしまうのも特徴です。

加齢によるくせ毛にも要注意

髪にくせが出る原因は毛根部の状態など、先天的なものばかりではありません。女性であれば加齢によるホルモンバランスの乱れで髪質は大きく変化することもあるといわれています。

閉経に近づくと月経周期は乱れやすくなり、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量も減少します。このエストロゲンは脂質・骨代謝、また血管や血流に大きく関係する循環器などを調節する働きがあることから、肌や髪にも影響を与えるとされます。

頭皮下の毛細血管が衰えると健康な髪の毛を育てる毛乳頭細胞に栄養が届かず、くせ毛や抜け毛が引き起こされることも少なくありません。加齢によりエストロゲンとともに体内の水分量も減少するため乾燥し、髪のツヤが失われパサつきが生じることもあるでしょう。

加齢による髪質の変化は止めることはできません。しかし自身のデリケートな変化に気がついた時はこれまで使用していたシャンプー・トリートメントを見直し、美容成分や潤いを補うことで健康的な頭皮と髪を保つよう心がけることが大切です。

4種類のくせ毛対策方法

波状毛・捻転毛・縮毛・連珠毛。4種類のくせ毛にはそれぞれの特徴があり、髪質はまったく異なります。そのため、ヘアケア剤やパーマなどによるくせ毛対策は自己判断ではなく、髪の専門家である美容師さんに相談することが望ましいといえるでしょう。

波状毛の対策方法

くせの中では比較的扱いやすく、カットの方法によってくせを目立たなくすることもできるでしょう。強いくせ毛には縮毛矯正などのメニューもありますが、ストレートヘアを意識せずうねりを活かしたヘアスタイルを楽しめるのは、くせ毛さんの魅力といえます。美容師さんに日々のヘアセットが簡単におこなえるスタイリングを相談してみましょう。

捻転毛の対策方法

捻転毛は弱く切れやすいという特徴があります。どうしてもストレートヘアにしたいときは縮毛矯正をかけるしか方法はありませんが、デリケートな捻転毛には大きな負担を与えることも。美容師さんに髪の状態を相談し、髪ダメージを最小限に抑えることが大切です。また、まれに皮膚のトラブルが隠れている場合もあることから、突然に髪質が変わった際は早めに皮膚科を受診しましょう。

縮毛の対策方法

チリチリと硬い髪のように感じますが、とてもデリケートな髪質といわれています。捻転毛と同様に、どうしてもストレートヘアにしたいときは縮毛矯正をかけることになりますが、髪に大きな負担を与えてしまいます。美容成分や水分をしっかりと補うことができるシャンプーとトリートメントで、丁寧なヘアケアを日々おこないましょう。

連珠毛の対策方法

とても切れやすいという特徴があるため、髪ダメージには注意が必要です。ヘアアイロンを使ったスタイリングや過度のブラッシング、ヘアカラーなどはできるだけ避けた方がよいでしょう。日頃から良質なシャンプーやトリートメントで髪を丁寧にケアすることを心がけ、美容師さんには髪に負担をかけないヘアスタイルを相談するとよいでしょう。

くせ毛さんに大切なのは潤いを与える美髪シャンプー

4種類のくせ毛の共通点はデリケートな髪質であること。くせ毛を抑えるための誤ったヘアケアや、強引なスタイリングは髪に大きなダメージを与えてしまいます。繰り返しのカラーリングやパーマだけでなく、紫外線などにも注意が必要です。

また、くせ毛の髪内部は乾燥を引き起こしていることも少なくないため、日々使用するシャンプーやトリートメントは頭皮と髪に優しい良質なものを選ぶことが大切です。余分な皮脂を除去することなく頭皮と髪を穏やかに洗浄し、潤いを与えることで髪の水分バランスを整え、まとまりのよい髪質を目指しましょう。

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自身のくせ毛を知り丁寧なヘアケアを

くせ毛には種類があるため、自己判断によるケアやスタイリングは髪に負担を与えてしまうことも少なくありません。自身の髪をよく観察し、髪の毛の専門家ともいえる美容師さんにアドバイスを求めることが、くせ毛対策の近道といえるでしょう。

それぞれのくせ毛に適したヘアケアやスタイリング、そして何より毎日のシャンプーやトリートメントなどを見直すことも大切です。季節や年齢の変化を敏感に感じとる髪の声に耳をかたむけ、いつまでも潤いのある若々しい髪を保ちましょう。

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