「髪質改善」って何?加齢によるクセ毛は自宅ケアを

最近、メディアやSNSでヘアサロンの「髪質改善」メニューが話題ですね。
ツヤツヤの美しい髪は多くの女性が憧れるもの。それなのに、年齢を重ねる度、「髪の艶がなくなった」「クセが強くなった」と感じる人は少なくありません。
でも実は、年齢髪に艶を取り戻すためのケアは、自宅でも簡単にできるのです。
まずはヘアサロンの「髪質改善」メニューとは何かをご紹介。さらに自宅での「正しい艶髪ケアの方法」もレクチャーします!

「髪質改善」の内容はサロンによって違う

みなさんは「髪質改善」と聞くと、どのような施術をイメージしますか?

「髪のクセがなくなって真っ直ぐになる」「サラサラになる」「艶が出る」「ダメージを修復できる」…何より、その施術を受けることで、このような髪の毛が生えてくるようになる、と思っている人もいるかもしれません。

ヘアサロンのメニュー表にある「髪質改善」とは、「カット」のように一つの技術を指すのではなく、さまざまな方法があります。そのため、カラーやトリートメントと同じように、どのような薬剤を使って、どのような施術をするのかは、サロンによって異なります。

髪の本質を変えるものではない

一昔前にクセ毛を伸ばしてストレートにする場合、「縮毛矯正」と呼ばれる施術が主流でしたが、最近では「髪質改善トリートメント」などと呼ばれる施術が登場。髪の毛にかかる負担を可能な限り抑える工夫がされており、軽度のクセから、薬剤によっては、強いクセ毛でもキレイなストレートにすることができるものも。

これらの施術に共通していることは、薬剤を使って「今生えている髪」のクセを矯正するものだということ。クセのない状態をキープするには、定期的にサロンに通う必要がある一方、度合いに差はあるものの、一度の施術でクセを矯正することができます。

価格は1回で1万〜2万円前後のヘアサロンが多いようです。

クセ毛を根本から艶髪にするのは不可能?

ということは、クセ毛になってしまったら、根本から艶髪にすることはできないのか…とがっかりしたアナタ。そのクセが生まれつきのものではなく、年齢を重ねるごとに現れ始めたとしたら、適切なケアをすることで、艶を取り戻せるかもしれません。

年齢髪のクセ、その原因は?

若い頃はもっと髪に艶があったのに、最近、なぜかクセが強くなってきた…と感じたら、次のような原因が考えられます。

1)ヘアカラーやパーマ、間違ったケアによるダメージ

2)ホルモンバランスの変化による栄養不足

3)頭皮環境の悪化で毛穴の形が歪み、そこから押し出されるように伸びる髪の毛も歪んでしまう

年齢髪でも根本から健康に、美しい艶を取り戻すなら、「髪を極力傷ませないこと」と「頭皮の毛穴ケアをして、キレイな円形をキープすること」が大切。これらは、毎日のケアでも目指すことができます。

トリートメント専門サロンの「千本ノックシャンプー」

※写真はイメージ

舞台用のヘアメイクで髪の毛を酷使する、宝塚歌劇団員ご用達のヘアトリートメント専門サロン「セントプライド」には、通称「千本ノックシャンプー」という施術があります。

これは、同サロンのアミノ酸系シャンプー「リハイド」を使い、もっちりと泡が立つまで、何度でも洗い続けるという、美容師にとっては過酷なもの。サロンによっては、1日に2名までしか行えないといわれる施術です。

「リハイド」は、頭皮や髪を保湿しながらマイルドに洗い上げる「アミノ酸」、さらにヒアルロン酸や植物エキスといった保湿成分を高濃度でブレンドしているため、何度洗っても洗い過ぎにはならず、そのたびに保湿できるシャンプー。「千本ノックシャンプー」は、この「リハイド」だからこそ可能な方法で、髪や頭皮が傷んでいたり、汚れが残っていたりすると、このシャンプーはしっかりとした泡が立ちません。

そのため、濃密できめ細かい泡が立つまで、何度でもシャンプーをしては洗い流すことを繰り返すわけですが、中には20回くらい繰り返す必要がある人も。

この施術で、ダメージによって水分が抜け落ち、内部がスカスカになっていた髪の毛をたっぷりと保湿するのと同時に、乾燥や血行不良で硬くなり、汚れが取り切れていなかった頭皮をしっかりと洗いあげ、毛穴も潤って柔軟な状態へと導いていきます。

サロンに通えなくても自宅でできる

自分で20回も頭を洗ったら腕がつりそうですが、施術の主な内容としては特別な薬剤を使うわけではなく、「リハイド」を使って、もっちりとした泡が立つまで洗うというシンプルなもの。

当然、自宅で行うことも可能です。もし、1度のバスタイムで思うように泡が立たなくても、毎日使い続けることで、しっかりとした濃密な泡が立つようになります。

ただし、この方法は「リハイド」だからオススメするもの。シャンプーに配合された成分の、洗浄力の強さや保湿力によっては洗い過ぎとなり、逆に髪や頭皮にダメージを与えてしまうので、注意してくださいね。

高保湿シャンプーの“潤い”を余すことなく受け取るコツ

毎日の洗髪で、高保湿シャンプーのメリットを十分に発揮させる使い方のコツは3つ。

(1)シャンプーは地肌で泡立てる

泡立ててから使う洗顔フォームなどとは違い、髪に覆われた地肌の毛穴までしっかり洗うためには、地肌の上でシャンプーを泡立てるのが正解。シャンプーを軽く手に伸ばしたら、そのまま髪や地肌の上でしっかりと泡当てて洗ってください。

(2)最後に10分泡パックを

洗い流す前に、5〜10分程度、泡パックの要領で泡を放置して、しっかりと髪や頭皮に潤いを届けて。特に、もっちり泡が立った後の泡パックはオススメです。

(3)流す前に毛先に向かって泡を落とす 

洗い上がったらシャワーで流す前に、泡を落とします。髪を指ではさみ、生え際から毛先に向かってキューティクルを引き締めるように優しく泡を落としてください。

そのあとはシャンプーが残らないよう、しっかりと濯ぎ洗いを。トリートメントなどで仕上げてお風呂から上がったら、長時間放置せずに、なるべく早くドライヤーで髪を乾かしてくださいね。

いかがでしたか?

あまりにも簡単な方法で、拍子抜けした人もいるかもしれません。でも、毛穴が潤うことで頭皮のコンディションが整ったら、その後に生えてくる髪の毛の艶も期待できるかも。

「リハイド」の700mlを使った場合、ロングヘアの人で使い切るのは約4ヶ月後。半年で平均的に伸びる髪の長さは8cm程度ですから、それより少し短めに、根元から5cmくらいまでの髪の状態と、その下の髪の状態をぜひ、見比べてみてください。

アナタもぜひ、毎日頑張ったお手入れの成果を実感してみてくださいね!

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