くせ毛になる3つの原因!今すぐ試したいくせ毛対策とヘアケアを紹介

くせ毛の原因の見極めが、くせ毛改善の第一歩です。毎朝イライラさせられる憎きくせ毛。でも生まれつきのくせ毛だからしょうがない…そんな風にあきらめるのは早いかもしれません。くせ毛の原因はとても複雑で、ホルモンバランスやストレスなども深く関係しています。ここでは、くせ毛の3つの原因と対策・くせ毛の種類・うねりを直しやすい髪型をまとめてご紹介します。

くせ毛の種類は4種類!くせ毛のタイプと似合う髪

くせ毛の主な原因は遺伝といわれますが、すべてのくせ毛が遺伝であるとは限りません。自身のくせ毛の種類を見極め、くせ毛対策をしっかりおこない、うねりを活かした髪型を知ることが大切です。

くせ毛の種類は主に以下の4種類です。

  • 「波状毛」
  • 「捻転毛」
  • 「連珠毛」
  • 「縮毛」

波状毛と捻転毛が日本人に多いとされるくせ毛タイプです。連珠毛とは数珠玉のようなボコボコとした毛質で、縮毛はかなり細かな縮れがあるアジア系ではまれな髪質です。多くの場合、手入れのしやすさはヘアスタイルで決まるので、自分のくせ毛の種類に合った髪形を選びましょう。ここでは波状毛や捻転毛にポイントを絞って、おすすめの髪型を紹介します。

ショートやボブで「波状毛」のうねりを活かす

波状毛は日本人に最も多く、名前のとおり波のようなうねりが特徴です。特に湿気の影響を受けやすいのが難点。湿気は波状毛のくせ毛の天敵で、梅雨の時期に湿気を含んでふくらむ髪のボリュームに悩まされる人が多いでしょう。

波状毛のうねりの強さは個人差が大きいのも特徴です。くせがあまり強くないのであれば、くせ毛の動きを活かすカットも有効的。ベリーショートならサイドや襟足がかなり短くなるので、くせ毛を抑えることができるでしょう。

さらに、ボブヘアもうねりを活かしやすい髪型です。毛先のみ遊ばせるボブカットを作るため、毛先のうねりだけ残して他の部分にストレートパーマをかけるというヘアスタイルもおすすめ。しかし、くせ毛は個人差があるため、髪質に合ったスタイルに仕上げるよう美容室で相談するのがよいでしょう。

ロングヘアの重みで「捻転毛」のねじれ対策

捻転毛はねじれのあるコイル状のくせ毛です。ねじれの生じている部分だけ細くなり切れやすいため、ブラッシングにもひと苦労するでしょう。このタイプのくせ毛の人は、乾燥によるパサつきやごわつきにも悩まされがち。波状毛と捻転毛のかけ合わせが生じることも少なくありません。

捻転毛は乾燥しがちで毛質は繊細なため、矯正縮毛のダメージを受けやすく、また1本1本髪の太さが異なることから、薬剤の浸透にムラが生じて効果が得られにくいとされています。一方、トリートメントでの乾燥ケアや、パサつきを抑えるヘアケアの効果は表れやすいようです。

ショートヘアの場合、捻転毛はボリュームが出やすくなるので、ミディアムやロングヘアの重みでうねりを抑えるといいでしょう。ボリュームが気になる人は、レイヤーを入れて髪に動きを出すと軽やかになり、毎朝のセットも楽になるはずです。

くせ毛の原因は生まれつきの遺伝だけじゃない?3つの原因と対策

くせ毛は遺伝だけが原因ではありません。外的・内的要素が影響して髪のくせが出ることもあるため、くせの原因を見極めた根本からの改善が重要です。生まれつきであってもくせ毛を悪化させないよう、丁寧なセルフケアをおこないましょう。

くせの原因と対策1.毛髪の内部の偏りは矯正縮毛よりも髪質ケア

くせの原因の1つは、髪の毛の内部の構造が関係しています。髪の毛は外側からキューティクル・コルテックス・メデュラからなる3層構造で、その中間層にあるコルテックスは親水性の高いオルトコルテックスと疎水性のパラコルテックスという2つのタンパク質で構成されます。

この2つのタンパク質がうまく構成され、均衡が保たれた状態が理想的なのですが、偏りがあると湿度の影響を受けてメデューサのように髪がうねりだします。つまり水に溶けやすいタンパク質と溶けにくいタンパク質のバランスが悪いと、湿度が高いときに片方のタンパク質だけが水分を吸収し膨張するため、雨の日のあの憎たらしいボリュームが形作られるというわけです。

縮毛矯正は手っ取り早い対処法なのですが、髪を傷めてくせが悪化する可能性も少なくありません。まずは髪質ケアを心がけ、トリートメントやヘアドライケアの方法を徹底しましょう。タオルドライでは摩擦を避けて優しくたたくように乾かし、ドライヤーを使用する際は、根本から毛先へ温風をあてることが基本です。ヘアアイロンの使い方にも要注意。決して濡れた髪にあてないようにし、180℃以下の温度で使用するよう気をつけましょう。

くせの原因と対策2.毛穴のゆがみと洗浄力の強いシャンプーに要注意

くせ毛は毛穴の形状に起因していることもあり、毛穴や毛根がゆがんでいると、髪の毛がうねって伸びていきます。毛穴の形状は生まれつきの場合もありますが、毛穴に汚れがたまってゆがみが生じることも少なくありません。

しかし毛穴を清潔に保つため、洗浄力の強いシャンプーを頻繁に使うことは頭皮の乾燥を招くおそれがあります。頭皮の皮脂は自然に分泌されますが、せっけんなどの刺激で皮脂が奪われ乾燥し、それを補うためさらに皮脂が分泌されるという悪循環を起こしてしまうからです。頭皮に優しいマイルドなシャンプーやトリートメント剤を選ぶようにしましょう。

また頭皮も皮膚の一部であることから、エイジングケアをおこなうことも健康的な毛穴の形を保つとされています。年齢とともに生じるたるみは、頭皮毛穴のゆがみを悪化させる原因のひとつです。表情筋ストレッチや顔のマッサージで顔の筋肉を鍛え血流を促しましょう。

潤いすぎてもう手放せない、ST.PRIDEシャンプー

くせの原因と対策3.ストレスやホルモンの乱れは生活習慣の改善が必要

ストレスや生活習慣が原因でホルモンバランスが崩れ、くせにつながることも少なくありません。つまり生まれつきのくせ毛であってもホルモンバランスを整えることで、くせを抑えることが可能といえるでしょう。

髪の毛には女性ホルモンのエストロゲンと、男性ホルモンのアンドロゲンの両方の関わりがあり、とくにに女性ホルモンのエストロゲンが髪質と深い関係があるとされています。出産や閉経のホルモンバランスの変化で、直毛だった人でもくせが目立つ事例も多く見られます。

ホルモンバランスはストレスや生活習慣に影響されやすいため、規則正しい生活を送ることが、髪のくせを抑える鍵ともいえるでしょう。また無理なダイエット、喫煙や過度の飲酒なども髪質が低下し、髪のくせにつながるとされています。体の変化は髪質の変化です。自身のくせ毛の原因を知り、丁寧なヘアケアと生活を送るよう心がけましょう。

潤いすぎてもう手放せない、ST.PRIDEのシャンプー